被曝リスクは安心レベル!原発御用による福島原発の炉心調査方法を大胆提案


第2章 「隠す技術」 原発・被曝に関するリスクを隠して安心

原発や被曝に関するリスクを隠せば「安心」

このウェブサイトでは、これまで4000mSv上限の作業や250mSv×十数回の作業でも安心!と説明してきた。

しかし、それでも、作業に従事することに対し、難色を示す原発御用がいるかもしれない。
その場合は、リスクを隠して説明することで解決できる。

震災直後の様々なメディア、専門家の説明は、随所に「リスク隠し(=十分な情報提供の欠如)」が散りばめられていた。福島原発事故初期の「爆破弁」は単なるパニック状態(および原子炉構造を忘れたか知らないか)での発言であり笑って済ませることができる。

ただ、それ以降の様々な専門家や評論家による各種発言や資料公開などの「隠す技術」は、世界的にも称賛されるべきものであろう。

5種類8項目の原発関連の「リスク隠し」

世界に誇れる原発事故対応に関する「隠す技術」、「リスク隠し」の代表的なものを列挙すると、5種類8項目ある。多少、カテゴリ重複があるんじゃね?と思われるかもしれないが、無視していただきたい。

主な「隠し」は、
1.確率的影響(晩発性放射線障害)隠し
2.内部被曝隠し
3.ヨウ素131以外の核種隠し
4.法律隠し
5.都合の悪い情報隠し(対数グラフマジック、不適切な解説、不適切な発表、モニタリング数値隠し)

である。

上記以外に、様々な「リスク隠し」「隠す技術」があると考えられるが、それは機会があればまとめていくこととする。

原発に関するリスク隠しの効果と用語の注意点

前項で列挙した「リスク隠し」の項目は、現在では「常識」になったかもしれないが、当時は多くの国民がこれらの「リスク隠し」によって、ニコニコして過ごすことができたと考えられる。その意味では、国民の健康維持に寄与したともいえ、英断と言えるだろう。

なお、「○○隠し」と表現しているが、十分な情報提供の欠如でも良い。たとえば、「1.確率的影響に関する十分な情報提供の欠如」でも良いのだが、語呂が良いので「隠し」を採用する(そういう見方も可能なため)。

各項目について、次のページ(確率的影響隠し)から、具体例を示しながら説明していこう。
震災後の原発事故に関する「いろいろな思い出」が蘇るはずである。

次ページ:確率的影響隠し〜第2章「隠す技術」
前ページ:リスクを比較するA被曝vs国難と被曝vs生活習慣〜第1章安心の被曝リスク!

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