被曝リスクは安心レベル!原発御用による福島原発の炉心調査方法を大胆提案


第4章 原発御用による炉心調査方法

格納容器内炉心探索調査(アタック)方法

炉心へのアタックは、エベレスト登山のようなものであろう。
「そこに炉心があるから」程度の軽い気持ちでアタックすることが望ましい。
そもそも、「ただちに健康への影響はない」のだから、炉心探しに集中すべきである。

効率的に炉心を探すためには、アタックする場所を事前に決定することが大変重要だ。
思いつく限り列挙する。

炉心への5つのアクセス方法

1)格納容器上蓋から映画「ミッション・インポッシブル」のノリで。
2)格納容器の首(丸底フラスコで例えると首の部分)から斜め下方向へ。(スペースの有無不明)
3)格納容器の胴体部分(同上、球形の部分)から突入。
4)圧力抑制室からプールに入るノリで。(炉心に近いかもしれない)
5)地下1・2階から地底湖探検のノリで。(炉心に近いかもしれない)

どの方法がベストか?〜炉心への5つのアクセス方法〜

上記に5つの方法を示した。このうち、第4、5案は漏洩水の濁りにより作業が困難であることと突入口を貫通させた途端、「比較的高濃度の水」が、さらに大量に漏れ出すかもしれないので「現実的には難しい」かもしれない。ただし、大量の水が漏れ出したとしても、「事実上の水棺措置」に移行することで、作業できる「可能性も否定できない」。

現実的には、第4、5案は最終手段として残し、第1〜3案のいずれかを採用することになろう。
このうち、原子力安全・保安院の「絵的、ビジュアル的にも」を踏襲するのであれば、第1案を採用したいが、格納容器蓋部分の損傷状況から考慮すると難しいかもしれない。

第2案は第3案より格納容器底部から遠く離れており、自由度が高く、突入初期には被曝線量を抑えられるメリットがある。ただし、圧力容器内に燃料の残骸の一部が残っていた場合、真横から直射を受ける可能性があり、リスクは高くなる。その場合、放射化した圧力容器内に「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の気分で突入してもよい。

蓋の損壊具合や直射リスクを考えると、東京電力が協力会社等の下請けに行わせている第3案が現実的かもしれない。

なお、突入口はある程度の大きさが求められるが、酸素が入らないように、「もんじゅ」の中継装置引き上げ工事でのノウハウも活用する。

技術革新は不要!御用に任せて「安心」

すでに東京電力及び協力企業・会社が、内視鏡を用いた格納容器内の撮影に成功していることから、まずは、工業用内視鏡を用いて、突入場所探しをした後、速やかに人海戦術による突入がベターであろう。

技術革新を待つような他力本願かつ先送りは不要であり、国家のリスクを考えると選択すべきでない。 突入で問題は解決できるだろう、たぶん。

なお、故事にならい、炉心位置の確認まで格納容器の外には戻れない仕組みにするなど、背水の陣で望むべきである。

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